shinonono
女, 22岁
上海
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2009-07-03 00:43
自从上班以来,日子就过得特别浑浑噩噩,只记得数今天是星期,天天盼着星期五。反正已经完全忘了原来下周周末就是7月11和12了,是大安开CON的日子。于是现在我又纠结要不要去看了,反正我也没太大的爱,不过好歹也是今年JP艺人第一人来上海开CON的。好吧,我决定出资RMB 100去欣赏一次好了 囧 超过100,我决定和摸摸去兜马路 一 一 反正徐家汇就在旁边orz 下周想去UGA唱歌,貌似阿拉希5月单的两首歌已经都有了,不知下个礼拜去Everything会不会也有了。。
昨晚公司包场看了变形金刚2,于是我和猴子两个硬盘人连动画和电影版1都没看过的人也去凑热闹了。反正不要钱,不去白不去 = =+ 不过很神奇的是,我居然看懂了,还觉得不错看 囧 不过那电影院的音效什么的实在不敢恭维,居然还好意思开在大上海时代广场上面一刚。出电影院的时候,瞄到了新片表上写着“7月15日 哈利波特与混血王子 上映”大期待啊啊啊啊!!!这部一定要去电影院去看,哇哈哈哈。。。
这个礼拜,连续三天吃了火锅,西餐类的东西,又上火了,脸上不断冒痘痘。那天用了理肤泉的什么新品,一涂脸上我就后悔了,一股牙膏味,我居然还涂满了整张脸 囧啊。。整夜与牙膏味一起入睡
最后贴个今天榜单,还算满意,我的小心灵反正已经经历了千打万锤了,这次FLOP得不严重。现在也没那么纠结这单一定要拿年榜第三之类的,拜托你们8月的精选一定要璀璨啊orz
两单都入前10,璀璨!
-- -- -- -- -- *1→*1 嵐 「Everything」
16 *7 *4 *6 *4 14↑10 嵐 「明日の記憶/Crazy Moon ~キミ・ハ・ムテキ~」
【嵐】 Everyth(2 明日(3 Believe(3 Beautiful(2 truth(3 One(2
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
月 ---,--- ---,--- ---,--- ---,--- ---,--- ---,---
火 135,053 230,022 214,618 154,617 216,939 135,127
水 86,462 130,905 135,103 *91,349 120,212 *84,602
木 ***,*** *45,413 *51,063 *38,438 *51,031 *32,294
金 ***,*** *24,544 *27,343 *21,931 *30,181 *17,910
土 ***,*** *30,694 *38,015 *21,233 *25,865 *23,519
日 ***,*** *27,203 *31,214 *24,291 *23,061 *20,523
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
推定売上 221,515 488,781 497,356 351,860 467,288 313,976
周间枚数 ***,*** 502,487 501,988 351,860 467,288 313,976
周间-推 ***,*** *13,706 **4,632 |
2009-07-01 23:59
我今天心情的确糟糕
シングル:
*1 135,053 嵐
*2 *94,838 泡菜东X
*3 *13,446 ℃-ute
我心里起毛的不是阿拉希只有13.5W的销量,而是下面那个PC。我还就是一个PC黑,我就是东X黑来的。你们何德何能啊,屌个毛啊,看到今天榜单,气就不打一处来,卧操卧操卧操卧操。
至于阿拉希,我只能说阿姨把你们的发碟档期排的太紧,而且这张消息来得太晚,离上张才1个月的时间。还有就是精选集和CON的消息一出,饭都开始存钱买精选集了,要么那些人以为这张单也会收到专辑里去 = =+ 希望明天不要跳得太厉害,最好饭今天看到这么惨淡的销量,明天能够多去买一些来撑撑销量。MAA,这次的番组还只上了UTABAN一个,还有3个番组在后,希望也有拉动销量的作用吧。。
不过我应该淡定,毕竟season已经配信了快半年了,Everything也配信了快2个月了吧,我要淡定我要淡定。。orz
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【嵐】 Everyth(2 明日(3 Believe(3 Beautiful(2 truth(3 One(2
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月 ---,--- ---,--- ---,--- ---,--- ---,--- ---,---
火 135,053 230,022 214,618 154,617 216,939 135,127
水 ***,*** 130,905 135,103 *91,349 120,212 *84,602
木 ***,*** *45,413 *51,063 *38,438 *51,031 *32,294
金 ***,*** *24,544 *27,343 *21,931 *30,181 *17,910
土 ***,*** *30,694 *38,015 *21,233 *25,865 *23,519
日 ***,*** *27,203 *31,214 *24,291 *23,061 *20,523
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推定売上135,053 488,781 497,356 351,860 467,288 313,976
周间枚数 ***,*** 502,487 501,988 351,860 467,288 313,976
周间-推 ***,*** *13,706 **4,632 |
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现在就盼着你能够和一个爱一样卖了,我不奢望了,首周请过30W吧,谢谢你全家了 |
2009-07-01 01:55
自从饭上了阿拉希,我觉得就没淡定过。明知这是一个大坑,为毛我还心甘情愿地往里面跳 一 一
总觉得这五个人很奇妙,明明被称为奇形怪状团,现在怎么看怎么顺眼。明明只有利达唱歌MAAMAA,现在听他们的歌是每天必不可少的功课。明明好歹也是一个J+团,怎么能那么不要形象得乱搞。
其实,说实话,当初看了他们的两部电影。虽然是很荒诞的几个青年的故事,但是还是觉得很受益匪浅,也许说受益匪浅有些过,但是真的还是挺有感触的。
LIFE IS HARD だから HAPPY → 生活是艰苦的,所以更要快乐享受。
最近才离开校园,也是刚刚踏入社会的自己,就是这么一句话似乎让我似乎在很多事情的处理都看开很多。其实我自认为我还是性格很倔的一个人,不过最近似乎自己也慢慢放宽心雄,何不谓一件好事呢? -_,-
今年不知道还有没有机会去日本,不过就算没机会去,我好歹尽我所能支持你们了orz。赚钱也不是一件容易的事,每晚还要把工作带回家做实在不是好差事(毛,明明在公司的时候没心思工作 囧)。虽说是10周年,你们抢钱也抢的太光明正大了,才半年已经出了3张单曲,一张DVD,下个月还有精选orz,让我歇歇吧,快养不起你们了。
不过最近预订专辑的时候,看到另外有A团饭说。现在的A团饭买碟完全抛开自己的荷包够不够厚,而是考虑碟到底订不订的到 囧 现在的碟都是要用抢的 唉。。。
说回自己,上周四总算完成了毕业典礼。毕业典礼上没有感伤,不知是那天天气实在太热,还是我这人太冷血怎么的。不过我倒是感觉那一天我异常兴奋,难道是平时太过于压抑的原因么 = =+ 有时想想也挺恶心的,我花了2万块钱,花费了4年大好青春就为了换那一张毕业证书和一张学位证书,值得么?班级里的有一些同学似乎好像还没找到工作,这也是一件很头痛的事情啊。。。唉。。。
关于签约的事情,我也没有上个礼拜那么纠结了,我突然发现最近自己特别豁达,我的人生升华了么 = =+
明天起床就是7月1号了,2009年的下半年开始了,我要更加努力! |
2009-06-04 21:27
2009年6月15日付 周榜
嵐「明日の記憶/Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~」 53,388
累计 555,875
=====================================
2009年6月15日付年榜
1 嵐「Believe/曇りのち、快晴」 累计645,913
=====================================
2009年6月8日付年榜
音乐DVD:
1 嵐「ARASHI AROUND ASIA 2008 in TOKYO」 累计351,800 |
2009-05-30 20:12
转了一圈还是回到原点
以后应该还是在这里继续更新BO吧。。。恩。。。 |
2009-01-08 15:28
2009-01-06 14:19

プロローグ
神様によってアタシと貴方の小指に結ばれた
1本の赤い糸。
この運命の絆は目には見えない。
そして貴方への地図だってない。
だからアタシは、貴方に出会うために恋をする。
時には迷い、時には間違いながら……。
貴方もきっと同じように、アタシを探しているんだろうね。
アタシたちはもう出会っているのかな?
それとも見知らぬ土地で生きているの?
早くめぐり会いたい。
貴方と愛し合いたいよ。
たとえそれが、偽りや歪んだ愛だとしても。
恋が終わりを告げたって、
貴方とならまためぐり会えるよね。
赤い糸の先をたどって、
いつかアタシは貴方を探し出すから──―
それまで待っていてね。
過去の記憶
──悠哉。
アタシが愛してる人。
でも、悠哉の瞳はアタシを見ていない。
アタシの姿を見ても、声を聞いても。
貴方はアタシの中にある姉の面影を探しているよね?
アタシの2つ上の姉、春菜の姿を。
そう……。
悠哉は姉の春菜を愛してる。
悠哉とアタシ──芽衣が出会ったのは、物心もついてない程に幼い頃。
ふたりとも忘れてしまったくらいの遠い過去だった──
4歳の春菜と2歳のアタシを連れ、両親は購入したマンションに引っ越しをしたんだ。
そして、そのマンションの隣室に悠哉とその家族が住んでいた。
悠哉はそのとき、3歳。両親と悠哉の両親は子供の年齢も近いからか、すぐに意気投合した。
アタシと春菜、そして悠哉は同じ幼稚園に通った。小学校、中学校も同じ。
いつも3人は一緒だった──
小学校に入ったばかりの頃、アタシは初めての恋を覚えた。相手はもちろん悠哉。
悠哉に対する気持ち、これが好きってことなんだ……。
そのことに気づいたアタシは、すぐに姉の春菜に相談をした。
今思えば、子供ながらに何かを感じて、アタシは春菜に言うことで「悠哉はアタシの!」とアピールしたかったのかもしれない。
その日の夜、春菜は「同じクラスの男の子が好き」と顔を赤く染めながら言った。
その瞬間、ホッとした気持ちがしたのを覚えてる。
でもそのとき、気づけば良かったんだ。
悠哉の気持ちが春菜に向いてるって、うすうす感づいていたから不安だったんだってことに……。
このとき、引き返していたら、こんなにつらい想いをしなくても良かったのに──
3人の関係は、表面的には変わりなく続いていった。
アタシが中学2年の春までは……。
あのときのショックは、きっと一生忘れられない。
桜が舞い散る中学の校舎の裏庭。アタシは悠哉に呼び出され、芝生に座って悠哉を待っていた。
風に吹かれて舞ってくる桜の花びら。あたたかくなった、春の風。
春菜が高校に進学し、いつもの3人の登校が悠哉とアタシのふたりきりになった。
そして、自然と春菜と悠哉の距離が離れた。アタシにとって、今までとは違う幸せな春の訪れだったの。
だけどアタシは悠哉に恋した日からずっと、漠然とした不安を消せずにいた。
──悠哉は春菜を好きなんじゃないかな?
間違ってると思いたいけど、長年一緒にいるアタシの消せない勘。
しばらく待ち続けると、遠くに悠哉の姿が見えてきた。
茶色い髪がサラサラ風に揺れて、少しウザそうに髪を払っている。
悠哉は3年になってすぐ、髪を茶色に染めた。
その髪色が似合っていて、アタシは余計に悠哉を好きになった。
アタシを見つけ、悠哉は走って来た。そして、隣に座る。
「待たせてごめん!」
「どしたの?」
「いきなりだけど、カレシとか好きな男とかいる?」
悠哉はいきなり意外な言葉を口にした。高まる鼓動。次のひと言に対する期待……。
しかし、アタシが口を開く前に悠哉が言葉を続けた。
「オレさ、春菜が好きなんだよ」
「……」
──やっぱり、思い違いじゃなかった。
目の前の綺麗な桜も、青々とした芝生も、澄んだ空も、すべてモノクロになったようだった。
悠哉の少し照れた笑顔が、頭でグルグル回る。頭の中が、真っ白になっていく……。
そして追い討ちをかけるような悠哉の声。
「芽衣、協力してくんない!?」
上の空になりながらも、動揺を隠した。
首を縦に振り、自分の気持ちを殺して精一杯の作り笑顔をした。
想いを殺して
この日から、アタシは悠哉への気持ちを胸の奥へとしまい込んだ。
好きなことがバレて、今の悠哉との関係を壊すのだけは嫌だった。
悠哉は裏庭の話以来、いつも以上に話しかけてくる。
春菜への気持ちや相談も多かったが、それでも悠哉の側に幼馴染みとしていられるだけで幸せだった。
恋の相談はつらいけど、それより悠哉と離れることのほうがつらい。
そばにいれば、いつかアタシを好きになってくれるかもしれない。そう考えて……。
家に帰ると、妹から見ても綺麗に成長した春菜の姿がある。
化粧をして髪を茶色に染め、美人なのに気取らず優しい春菜。
今のアタシにはかなわない。自分でよくわかる。
どうしたら悠哉の気持ちを引きつけられるの? 諦めたくないよ……。
悠哉が前に言っていた。
「春菜、高校に入って急に化粧したり髪染めて大人っぽくなったじゃん。俺、おいていかれたみたいで嫌なんだよな。それに高校じゃあ俺より3つ上のヤツまでいんだよ? だから、俺、髪染めたんだぁ。芽衣はガキくせーし可愛い妹みたいだけど、春菜は大人っぽくなったな。なんで姉妹なのにこんな違うんだろーな! まぁ、芽衣は芽衣で可愛いけどなっ。俺のクラスでお前のファン多いよー」
悠哉はアタシの頭をクシャクシャッとなでた。
悠哉の手はあたたかくて……。こんなときなのに、泣いてしまいそうになった。
──アタシ、ファンなんていらない。
悠哉の気持ちだけ、欲しいよ。
なんで春菜なの?
……春菜になれたらいいのに。
同じ血が通ってて、
同じ親から産まれて、
同じ物食べて、
同じ生活してたんだよ。
なんで悠哉の好きな人は、アタシじゃなくて春菜なんだろう──
ある日、春菜がマンションの前で知らない男の人と話していた。
家では決して見せない女の子らしい笑顔で、同じ制服の男と手を繋いでいる。
誰だろ? 手、繋いでる。
春菜はアタシに気づくと、恥ずかしそうに手を振った。
そして、その男と並んで歩いて来る。
「妹の芽衣。可愛いでしょー☆」
「噂の芽衣ちゃんだぁ。春菜から聞いてるよ。春菜とクラスメイトの関谷です。よろしくね!」
ただのクラスメイトじゃないよね? ……それくらい、アタシにもわかる。
──春菜には彼氏ができたんだ。
心の中で葛藤するふたつの気持ち。
悠哉の失恋は嬉しい。
そして、悲しい。
ふたりと別れ、家に帰るとタイミング良く悠哉からメールが来た。
〈今からデニーズこれる? パフェおごってやるょ! !〉
どうしよ……。あのふたりを見た直後に悠哉に会うのは戸惑いがある。
だけど、久々の悠哉からの意外なお誘い。
しばらく悩むと、会いたい気持ちのほうが勝った。
〈嬉しいぃー☆ゴチになりますっ!〉
返信をし、軽く髪をとかした。
制服からお気に入りのワンピに着替える。
悠哉が前に可愛いと言ってくれた水色のワンピだ。
自転車をとめてデニーズに入ると、少し離れた席に見慣れた茶髪の後ろ姿を見つけた。
「悠哉ー。どしたの?」
「まぁ、座れよ」
悠哉の向かいに座り、メニューを開く。久々の悠哉とのお茶。
……ってより、他人から見たらデートなのかなぁ~♪
自然と笑みが溢れる。
「何、ニヤけてんの?」
「別にぃー。どれにしようかなぁ?」
そのとき、悠哉が入り口のほうを向いた。
「あ、コータ! こっち来いよー」
……? コータ? 誰?
コータと呼ばれた男は、ニコニコ笑いながらアタシたちの席に向かって歩いて来る。
悠哉より明るい茶髪で日焼けしまくり。服装もいかにもチャラい感じ。
学校で見たことある。悠哉と同じ3年だ。
いつもギャルやギャル男たちと一緒にいて、学校で一番派手で目立っている集団の人。
コータは馴れ馴れしくアタシの横に座り、「遅れてわりぃな」と悠哉に謝った。
どういうこと? ふたりきりなんじゃないの?
「芽衣、こいつコータ。見たことない?」
悠哉はニコニコしながら話しかけてくる。
状況がよくわからないまま、知らない振りをしてうなずいた。
なんか、この状況すごく嫌だ……。
「……てゆぅか、どうゆうこと? アタシ、おじゃまじゃない? 帰ろうかな」
「じゃまじゃないよ」
「でも……」
アタシと悠哉のやりとりを聞き、コータが口を開いた。
「てゆぅかね、俺が頼んだの。俺、芽衣ちゃんと仲良くしたいんだよね~」
「は!?」
何、言っちゃってるの? 意味がわからない。
アタシはギャルじゃない。ギャルっぽくなりたくて目をつけられない程度に化粧をしてるけど……。
でも、ほんとその程度。目立つような存在ではない。
「アタシ、ギャルじゃないしコータさんとは人種違うってゆうか……なんでアタシなんですか?」
嫌な気持ちも一瞬忘れ、素直に疑問をぶつけた。
するとコータは笑いながら言った。
「わかんない」
え? アタシも余計わかんない……。
でも、コータが好意を持ってるのはわかる。
あと、悠哉がコータを紹介するのは、悠哉に何も思われてない証拠ってことにも気づいた。
「携帯教えてよ☆」
「……いいですよ。アタシもコータさんと友達になりたい」
嘘をついた。
本当は、コータなんてどうでもいい。
悠哉が少しでもコータを紹介したことを後悔してくれないかな?
ヤキモチやいてくれないかな?
1%の可能性……。
ゆっくり悠哉のほうを向くと、明らかに悠哉の顔がひきつっていた。
芽衣なんで? って顔してる気がする。
その顔はどーいう意味なの?
アタシが期待した通りの気持ちなの?
「やった! じゃあ、教えてよ~♪」
相変わらず軽い感じのコータに、わざと満面の笑顔で答える。
コータと番号とアドレスを交換した。
その間、悠哉はずっと黙っていた。
「じゃあ、俺は予定あるから行くわ! 悠哉ありがとな! 芽衣ちゃん、またね☆」
そう言い、足早にコータはデニーズを出て行った。
「またふたりきりになったねー」
「あぁ」
微妙な沈黙……。
先に口を開いたのは悠哉だった。
「何喜んで番号教えてんの? コータがどんなヤツか見た目でわかるだろ?」
「……えっ?」
「なんで番号交換なんかすんだよ」
──悠哉が紹介したんでしょ。なんで怒るの?──
明らかに不機嫌な悠哉の声に、アタシの心がかき乱される。
「なんでって……悠哉が紹介したんじゃん? 怒る意味わかんないょ」
「普通さぁ、番号とか教えないだろ? コータに芽衣と会わせてって頼まれて断れなかった俺も悪いけど、芽衣は簡単に男に番号教える女だって思わなかった」
悠哉はイラついたように水を飲み干した。
──思いきって、言ってみようかな。
「悠哉、ヤキモチ?」
「え?」
悠哉の戸惑ったような顔。
その表情に、少し期待してしまう。
「……まぁ、それもあるかな」
──えっ……。
ゆ、悠哉?
ヤキモチ?
「俺の可愛い妹分を取られた気分! それに兄貴分として心配だから、コータみたいな遊んでるヤツとあんまり友達になって欲しくないんだよなぁー」
悠哉の笑いながら話す声に期待はいっきに崩れていった。
あぁ、やっぱりそうだよね。
悠哉は春菜しか見てないし、アタシの気持ちなんて通じないんだよね。
わかっていたけど、期待しちゃったよ……。
アタシは中庭で春菜の話を聞いたときと同じように、作り笑いをした。
そうしないと、涙も気持ちも溢れ出してしまいそうだった……。
ずるい告げ口
アタシは上の空のまま、約束のパフェを食べた。
その間、悠哉は春菜や学校の話を楽しそうに話し続ける。
パフェって……こんなにマズかった?
アタシの頭には何も入ってこなかった。
もくもくと生クリームを口に運ぶ。
パフェを食べ終えたとき、気持ちに限界がきた。
──もう嫌だ。
春菜の話なんて聞きたくない!
「あのさ、お姉ちゃん彼氏いるみたいなんだよね。今日、彼氏とマンションの前で手繋いでて……」
「え……」
思わず言ってしまった言葉に、悠哉の顔から笑みが消えていく。
完全に笑顔が消えて、呆然とする悠哉。
その姿を見ていると、胸が痛んでくる。
言わなければ良かったという後悔が押しよせる。
──思わず言っちゃった……。
でも、失恋した悠哉を喜んでいる自分がいないと言えば嘘になる。
──傷ついた悠哉の気持ちに入り込んでいこう──
そう思い、計算する自分もいる。
……アタシはズルい。
「悠哉ならお姉ちゃんじゃなくても彼女できるよ! お姉ちゃんを忘れて新しい恋しなよ!」
「……」
──アタシがいるじゃん!──
そう言ってしまいたかった。
たたみかけるようにアタシの言葉は続く。自分の言葉を止めることができなかった。
溢れ出す気持ち……。
「悠哉! 叶わないなら忘れたほうが楽だよ!」
──自分が叶わない恋を忘れられないくせに──
「ほかにもいい女はいるってば!」
──叶わない恋でも、悠哉以上の男はいないって思っているくせに──
「ねぇ、悠哉。聞いてる?」
「……ぇ」
「え? 何?」
「芽衣……うるせぇよ」
絞り出すような、低くて怖い悠哉の声だった……。
ビクッ
アタシの体は一瞬震えて固まった。
顔をあげた悠哉の顔……。
悠哉じゃないようだった。見たことがないような、悲しい眼……。
でも、アタシは止めることができなかった。
「だって……な、なんでお姉ちゃんなの!?」
本音が出てしまう。
「俺の気持ち、芽衣にはわかんねぇよ。春菜は、俺の初恋。告白もできなくてダセェけど、ずっと好きだった。だから、簡単には忘れられないし、忘れる気もない」
「悠哉……」
「……うるせぇって言ってわりぃ。教えてくれてありがとな」
悠哉は悲しい笑顔をした。
──悠哉の今の気持ち、アタシと一緒だよ。
アタシもつらいんだよ。
でも、悠哉の気持ちは同じ立場だから、誰よりもわかるよ──
「ごめんね。先に帰る……ごちそうさまです」
その場にいるのがつらくなり、逃げるようにデニーズを後にした。
忘れるために
家に向かって自転車をこぎながら、頭の中で同じ言葉を繰り返した。
──悠哉を……悠哉を忘れよう。
悠哉の可愛い妹分になってあげよう──
少しでも気を抜くと、涙が溢れてきそうだった。
唇をギュッと噛み、必死に自転車をこいだ。
風に、アタシの恋心も吹き飛ばして欲しい。
額に浮かんできた汗のように、悠哉への気持ちもアタシの体から流れていって欲しい。
もう、悠哉に恋しているのが疲れた。
悠哉への恋は、一生叶わないままだよ……。
本当に忘れたい。
悠哉の春菜への気持ちを聞いてから2ヶ月と少し。
何十回も忘れようと考えたが、悠哉に会うとくじけてしまった。
今回こそは、本当に忘れなくてはいけない。
──神様、アタシの心から悠哉への気持ちを抜き取ってもらえませんか?
ねぇ……。
自分じゃ忘れられないから──
ピピピピピ
翌朝、アタシの部屋の目覚ましはいつもより10分早く鳴っていた。
低血圧だから、たとえ10分でも早起きするのはきつい。だけど、仕方なかった。
眠い目をこすりながら、すべての動作をいつもより10分早く終わらせていく。
「あれ? 芽衣、早くない?」
リビングに行くと、パンを食べていた春菜が話しかけてきた。
「うん、ちょっとね」
軽く話をはぐらかす。
そんなアタシを春菜は不思議そうに見ていた。
急いで用意をし、いつも家を出る時間の10分前に玄関に立っていた。
10分後、いつもの時間にきっと悠哉はアタシを迎えに来るはず。
7年と2ヶ月、悠哉が休みか遅刻の日以外は毎日続いてきたこと。
でも、しばらくは悠哉が迎えに来る10分前に家を出ようと決めた。
──悠哉への気持ちが消えるまで、距離を置こう──
それがアタシの考えだった。
そうでもしないと忘れられない。気持ちが揺らぐ。
これ以上、悠哉を好きにならないように。
どんどん忘れていけるように……。
アタシは悠哉に見つからないように玄関のドアを静かに開き、エレベーターに向かった。
マンションを出ると、蒸し暑い空気に包まれた。
「はぁ、暑いょ~」
あと半月もすれば夏休み。
そうなれば、悠哉に学校でバッタリ会うこともない。
悠哉を避ければ、ほとんど会わなくても済む。
小学校からの友達でクラスメイトの優梨と、海やプールの予定もたくさん立てていた。
夏の海やプールって、いっぱい出会いがありそうな感じがする。
悠哉を忘れさせてくれる出会いもあるかも……。
──早く夏休みにならないかなぁ──
夏休みへの期待が膨らんでいた。
中学の校門が見えてきた。知り合いの姿も何人か見える。
「芽衣! おはよ! !」
「ヒャッ! !」
いきなり後ろから誰かに抱きつかれた。
「驚いた?」
心臓をバクバク鳴らせながら振り返ると、そこには朝からハイテンションな優梨がいた。
「朝からやめてぇ~ビビったょぉ~」
パニクるアタシを見て、優梨は爆笑している。
優梨は、アタシの悠哉への気持ちを知っていた。
昨日も優梨に電話をし、2時間も話を聞いてもらっていたんだ。
「今日もあちぃ~ねぇ。早く夏休みにならないかなっ♪遊びまくろぉねぇ!」
「後でお菓子あげる☆」
「今日は4時間目サボって、購買行ってヤキソバ買って、屋上行っちゃおっか?」
いつも以上に話しかけてくれる優梨。
バカみたいな話で、アタシを盛り上げてくれる。そんな優しい優梨が、アタシは大好きだ。
「おはよぉ~」
「おはぁ~」
教室に入り、席に座った。そして、周りの席のクラスメイトと挨拶をする。
アタシと優梨は同じクラス。
しかも席も前後で、アタシたちの周りは仲が良い友達が集まっていた。
偶然に……っていうと嘘になる。
席替えのクジ引きを細工して、みんなで仲良く近い席になっていた。
アタシの隣はナツくん。
中学に入ってからの友達で、勉強の才能がすべてスポーツにいっちゃった感じのスポーツバカ。もちろん彼女も好きな子もいないサッカー命くん。
前の席は優梨。
優梨はこげ茶のロングヘア。この前、隣のクラスの男をフっていた。美人でモテるのに、彼氏はナシ。
ここだけの話、優梨はナツくんに片想い中だ♪
そして、優梨の隣がアッくん。
アッくんは、中2にして体験人数50人。100人ギリまであと半分っていう恋愛の達人だ。
少し童顔で茶髪の短髪をいつもツンツンにセット。ほかの中学にふたり彼女がいるという、遊び人。
あと、ひとりだけ隣のクラスになっちゃった。
美亜はアタシや優梨と違って、かなりのギャル。たぶん学年一派手だ。
美亜と一緒にいると、よく上級生にニラまれて嫌な思いをするのが困るところ。
だけど美亜はそんなことを気にしないで、いつも明るく堂々としてる。
そんな美亜は優梨と同じくらい大好きな親友だ。
「芽衣~、英語の宿題忘れた! てゆうか、“マイネームイズナツ”くらいしか、わかんねぇ」
隣のナツくんが相変わらずのバカっぷりを見せてきた。
「“マイネームイズナツ”って、中1じゃね? 優梨が英語得意だから聞きなよ~」
優梨がパッとこっちを見て、アタシだけにしか見えないように恥ずかしそうに笑った。
でもその直後、優梨は教室の入り口を見て真顔になった。
優梨の視線の先には、悠哉がいた。
アタシと目が合った悠哉は、怒った顔で手招きする。
どうしよう……。
悠哉に気づいたクラスメイトも、3年が2年のクラスに来るなんて何事? って感じでアタシを見ていた。
「芽衣、悠哉くん来てるね……朝のことじゃない?」
「……うん、きっと」
それ以外、思い当たることはない。
何も知らないナツくんとアッくんも、不思議そうにアタシを見ていた。
みんなの好奇の視線に耐えきれなくなり、言い訳を考えながら入り口に向かった。
「どしたんだよ、今日。なんで先に学校行ったんだよ」
「あ……あの……」
アタシはあまり嘘が得意ではない。
言葉に詰まってしまう……。
悠哉と距離あけたかったなんて死んでも言えないし、良い言い訳も見つからない……。
そのとき、後ろから声がした。
「芽衣はオレと予習するために早く来たんです」
……えっ?
振り返ると、声の主はアッくんだった。
なんで? ……だけど、ナイス、アッくん!
「……そぉそぉ、急だったから。しばらく予習するから、ひとりで学校行くね」
「ふぅん、そぉなんだ。連絡くらいしろよ」
悠哉は納得してはなさそうだったが、そう言い残して廊下を歩いて行った。
──アタシだって一緒に学校に行きたい。
だけど、もう好きになりたくないから行けないの──
きっと、悠哉との間には亀裂が入ってしまった。
でも……これでいいんだよね?
アタシは、悠哉の背中を見つめながら思った。
寂しさをうめて
悠哉の背中を見ながら立ち尽くす。
悠哉は廊下の角を曲がり、アタシの視界から消えた。
……これでいいんだよね?
自分に言い聞かす。だけど胸はギューッと痛くなった。
廊下も、廊下にいる学生たちも、全部ぼやけて、目から大きな涙が溢れ出した。
涙はどんどん流れ続け、頬をボロボロとつたっていく。
「オレ、まずいこと言っちゃった? だいじょぶか?」
うろたえながら、あせるアッくん。
アタシは首を横に振った。
胸の痛みは止まることなく増していき、涙はこぼれ続けた。
そして、アタシは自然と走り出していた。
「待って!」
「芽衣!?」
後ろから声が聞こえた。
だけど、振り向かないで走った。
行く当てもないまま階段をのぼって行った。
「ハァ……ハァ、ハァ……」
気がつけば階段は行き止まりになっていた。
目の前には、重そうな扉。
2階から屋上の前まで来ちゃったんだ。
アタシ、何やってんだろ……。
息を切らしながら、アタシは扉の前に座り込んだ。
♪~♪~♪~
スカートのポケットに入っている携帯が鳴っている。
こんなときなのに、明るく元気な女性ボーカルの歌声。
携帯を取り出し、ディスプレイを見ると優梨の名前。
~♪~♪……
切れちゃった。
♪~♪~♪~
今度はディスプレイにナツくんの名前。
~♪~♪……
次はきっと──
♪~♪~♪~
アッくんの名前が表示されている。
「みんな……」
みんな、心配してくれてる。
こんなとき、一番友達の大切さがわかるね……。
泣き顔に、少しずつ笑顔が戻っていった。
今度はさっきとは違う涙が溢れてきた。
きっと、嬉し涙。
アタシは声を殺して泣いた。
少し落ち着いてから、みんなにメールを送った。
〈心配かけてごめん。今から教室帰るね!〉
♪~♪~♪~
すぐに返信がきた。
〈え?アタシたち、みんな今マックかも(笑)〉
何してんのぉ~~!?
アタシは階段を駆け降り、正面玄関を飛び出した。
バッグや財布は教室に置いて来ちゃったけど。
中学から5分程歩くと、駅前に着く。
そしてマックやファミレスが駅の隣に並んでいる。
マックに着くと、窓際の席にみんなの姿が見えた。
ほかのクラスになっちゃった美亜もいる。
──あれ? コータさん?──
優梨たちとは少し離れた席に、3年の集団がいた。
学ラン着てるのにタバコを吸って、かなりガラが悪い。ギャルな女の先輩もいる。
そして優梨たちの席を指さして、何かコソコソ言っているようだ。
美亜は3年に目をつけられてるし……嫌な予感。
案の定、その予感が的中した。
コータの隣の席に座っていた巻き髪のギャルが席を立ち上がった。
それに合わせてほかの3年の女たちも立ち上がる。
顔をしかめて、立ち上がった巻き髪の女の腕をつかむコータ。
でも、その女はコータの腕を振り払い、美亜を見て歩き出した。
「ヤバッ……」
急いでマックのドアを開け、みんなのもとに急いだ。
……だけど、少し遅かったようだ。
「てめぇ、人の男に手ぇ出したりしてんじゃねーよ! !」
「はぁ? なんか用? 捨てられた女が悪くないですかぁ?」
美亜は立ち上がり、巻き髪の女と口論を始めた。
「美亜! やめなっ!」
アタシは叫んだ。
美亜がアタシに気づいて振り向く。
3年の女たちから美亜が目を離したそのとき──
バシャッ
テーブルにあったコップを手にした女が、美亜の頭に飲みかけのオレンジジュースをかけた。
そして美亜の長い髪を引っ張った。
「キャッ! ……ッ! ! やめてぇっ! !」
美亜の悲鳴が店内に響いた。
「何やってんだよ!?」
アッくんやナツくんが押さえようとしても、美亜の髪から手を離さない女。
それを見て笑う3年の女たち。
何これ……。どぉなっちゃってんの……?
呆然として、入り口付近で立ち尽くす。
店員が小走りで美亜たちに向かって行った。
それに気づいた女は、パッと手を離した。
その手のひらには、美亜の自慢の長い髪が何十本もついていた。
「お前、許さないから」
床に座り込んで泣いている美亜に、巻き髪の女が捨て台詞を吐いた。
優梨は真っ青な顔で、美亜の肩を抱く。
そしてキレてるアッくんをむりやり押さえるナツくん。
女たちは自分の席からバッグを取り、マックを出て行った。
「美亜っ! !」
我に返ったアタシは叫び、近くにあった紙ナプキンを大量に持って、席に向かう。
何が起きたのかよくわからない。だけどひどすぎる。
美亜がゆっくり立ち上がる。
「頭、いたい~っ。早くジュース飲みきってれば良かったよぉ」
そう言って、美亜は顔を引きつらせながらも笑った。
全然笑えない……。
落ち着いてきたアタシの中にフツフツと怒りが沸いてきた。
パニックになって何もできなかった自分にも悔しい。
そしてその怒りは、コータに向けられた。
「め……芽衣!?」
残っている3年の席に向かうアタシを見て、優梨が目を丸くした。
「コータさん!」
コータが振り返った。
「芽衣ちゃんだぁ♪ どしたの? ポテト食う?」
「どしたの? じゃないですよ! ! さっきの女の先輩たち、なんなんですか!?」
「え…? もしかして、ユリがやっちゃった子と友達?」
アタシは気まずそうにしているコータをニラんだ。
普段なら怖くて絶対ニラんだりできないような人だけど、ムカつきすぎて気にならなかった。
「友達ってゆぅか、親友なんですけど」
「マジ!? そいえばあの席のもうひとりの女の子、芽衣ちゃんとよく一緒だよね? 俺、もう手ぇ出すなってユリに言っとくから! ごめんねっ! !」
コータが顔の前で手を合わせた。
ほかの3年たちは、アタシとコータの姿に驚いていた。
「コータは止めたんだよぉっ。俺からも謝るから、許してやって☆」
「コータが頭下げるなんてめずらしいから、機嫌直してよ~」
ほかの男たちに言われ、少しずつ怒りの熱が冷めてきた。
「もう、絶対、美亜に手を出させないでください」
そう言い、アタシは席に戻った。
美亜は嬉しそうに笑い、「ありがとね」と言った。
ほかの3人はキレていたアタシを見て驚きが隠せない様子。
それより、あんなことをやっちゃったっていうことに、アタシ自身が一番驚いていた。
みんなでマックを出ると学校へ向かった。
美亜だけは「家でお風呂入ってから学校戻る」と言い、駅前で別れた。
「なんか大変だったんですけど~」
「オレ、何もわかんねぇのに、2回も3年とトラブル?」
ナツくんとアッくんが笑い合う。
「確かにアッくんは2度目だよね。遅くなったけど、心配かけてすいませんっ! 教室に来た幼馴染みの3年の人ね、アタシの好きな人だったの。だけど、ほかの人が好きで、叶わないから……えっと、いろいろあって、諦めることにして……」
頭の中がグチャグチャになって、さっきの涙がまた出てきちゃいそうになる。
「だ……だからね──」
「その人と距離あけたくて、毎朝一緒だった登校をバックれたら、教室に来ちゃったってことです☆ で、明日からひとりで行くって言ったはいいけど、悲しくなっちゃったってことでしょ?」
泣きそうなアタシに気づいたのか、優梨が代わりに言ってくれた。
「そーゆうことなのですっ」
アタシが言うと、ナツくんとアッくんは黙ってウンウンと頷いた。
「でも、それでいいのか?」
ナツくんは悲しい顔でアタシを見た。
その言葉に、少し考えてからウンと答えた。
「芽衣ならいい恋できるよ!」
「恋愛達人のアッくんに言われたら、できる気してきたぁ!」
「じゃあ優梨もアッくんに言われたい~! いい恋したぁ~~い!」
みんなで笑い合っていると、気持ちが楽になるよ。
一瞬だけかもしれないけど、悠哉を忘れられる……。
悠哉は今、何してるのかな?
ちゃんと授業頑張ってますか?
──悠哉。
アタシのいいお兄ちゃんになってね。
お兄ちゃんって思えるように頑張るから──
またこぼれかけた涙を隠すため上を向いた。
──悠哉に涙腺、壊されちゃったみたいだよ──
空は、雲ひとつない晴天だった。
アタシの心は、雲だらけで小雨が降り続いていた。
──早く、この空のように青空になりますように──
学校に着くと、4人は静かに靴を履き替えた。
授業中の校舎は、シンと静まり返っている。
まるで、みんなが消えちゃたみたいに静か──
教室に向かってみんな無言で歩いた。
バタバタバタ
後ろから、誰かがうるさく廊下を走って来る。
チラッと振り返ると……。
「……え!?」
担任の教師が怒りに満ちた表情で走って来ていた。
すでにアタシたちとの距離、約10メートル。
「お前ら、何やってんだぁ! !」
「──!?」
「逃げるぞっ!」
アッくんとナツくんの声で、アタシと優梨も走り出した。
このまま廊下を走ると、階段が左にある。
真っ直ぐ行くと行き止まりだから、階段をのぼらなくてはいけない。
また階段だ! キツイ! !
「に……逃げるんじゃない! マクドナルドにいただろ! ハァ、ハァ……乱闘したんじゃないか!? 学校に通報がきたぞ!」
担任教師の苦しそうな怒鳴り声が、後ろから聞こえる。
──バレてる! 絶対捕まるわけにいかないっ! !──
階段が見えてきた。
左に曲がり、階段を駆け上がる。
ハァ、ハァ……。息が苦しい。
前にはヨレヨレしながら走るアッくん。後ろには……。
「あれっ!?」
……誰もいない。アタシは足を止めた。
「ねぇ……アッくん…ハァ…み、みんないないよ~?」
アッくんも足を止める。
「えっ? あいつら真っ直ぐ、行ったのか? つ、突き当たりになるのに忘れてたのかな? ハァ、ハァ」
階段の下から声がする。
「あのふたりはどこ行った!」
「知らない~」
「マクドナルドには行ったか!?」
「行ってないよ~」
アッくんと顔を合わせて苦笑いをした。
「これじゃ、今から教室は帰れないよなぁ。どぉする?芽衣」
「ん……。あっ! 屋上は!?」
朝見た屋上の扉を思い出した。
確か、鍵はかかってなかったはず……。
そのままふたりは階段をのぼり、扉の前に着いた。
走ったり階段をのぼったりしたから、ふたりともハァハァと肩で息をしている。
「えいっ!」
アタシが重そうな扉を開けると……。
扉の向こうには、グリーンの床と真っ青な空が広がっていた。
「気持ちい~」
「だなっ!」
屋上に出て、ふたりは床に寝転んだ。
太陽がまぶしいけど、ほんとに気持ちいい……。
「走ったり泣いたりして疲れたから、こんなに気持ちいいと眠くなっちゃいそうだよ~。枕があれば最高なのに」
「枕、あるぞ」
「えっ?」
横に寝ているアッくんのほうを見ると、片手をチラチラゆらしている。
目が合うとアッくんは笑いながら「ほら、腕まくら♪」と言った。
顔が真っ赤になる。
そんなこと、冗談でも言われたことないし……。
「誰も見てないし、枕貸してやるよ☆」
「ええっ!?」
少しとまどいながらアッくんのペースに飲まれて手首の上に頭を乗せた。
「失礼しまぁす……」
は、恥ずかしい。
──今までアッくんを男として意識なんてしたことなかったけど、やっぱりアッくんは男だよね──
「芽衣、手首痛い。もっとこっち!」
アッくんは自分の腕と肩の付け根あたりをポンポンと叩き、その手をアタシの腰にまわした。
そして、頭の下の手をグッと引き寄せた。
「 ! ! 」
「はぃ、完成~」
アタシは目を白黒させる。
だって……。
だって、頭がアッくんの胸にあって、抱き合ってるような、そんな感じだったから──
平然としているアッくんの横顔。慣れてるんだなって思うと、チョット複雑だった。
息がかかるくらい間近なアッくんの顔。
アッくん、肌キレイだなぁ。鼻も高いし。モテるのがわかるかも。
「芽衣っ。見すぎ! 恥ずかしいから見るなって」
「えっ……ご、ごめんっ」
心臓がバクバク鳴る。ほんとに恥ずかしい。
でも……太陽がポカポカして、人肌があたたかくて、ドキドキも心地いいドキドキで。
嫌じゃない……。
──隣が好きな人だったら、最高に幸せなんだろうなぁ。
目を閉じて考えた。
チュッ♪
「ん……!?」
……え?
柔らかくて、プニッてした。
唇をプニッて指で優しく押されたような感触。
「早く忘れちゃえよ」
「えっ……」
「だからさ、早く悠哉先輩のこと忘れちゃえよ。ずっと頑張って叶わなかったなら、忘れて幸せになんなよ」
クシャクシャと頭をなでられる。猫になった気分……。
「ねぇ、アッくん。今のプニッてしたの、何? 指?」
「ん? キス♪」
……キス?
キス……キス……!?
──! !
「エエッ! ! キスっ!?」
バッと起き上がり、体育座りをして両手で唇を押さえた。キスって──
「ごめんっ……なんか芽衣が可愛く見えちゃって……思わずっ」
謝るアッくん。呆然とするアタシ。
「ア、アタシ、初めてキスってゆうのをした……」
「エエッ! !」
今度はアッくんが驚いた。
初めてのモノは、全部悠哉にあげたいと思っていた。
アッくんも、友達として好きだけど、男としては見てなかった。
だけどね……。
腕まくらは嫌じゃなくて……。
よくわからないけど、すごく気持ち良かったんだ。
唇と唇が当たったっていうか……キスっていう行為も
嫌じゃなかった……。
なんでかは本当にわかんないけど……、気持ち良くて、あたたかくて、胸がキュンとしたの。
「アッくん……」
「ご、ごめんなっ。初めてって、知らなくて……」
動揺するアッくんの声を遮りアタシは話した。
「ううん、違うの……うまく言えないけど、嫌じゃなかったってゆうか……」
「えっ?」
「自分でも、わかんないけど……」
話しながら、恥ずかしくなった。
アッくんの目を見ることができなかった。
そしてそんなアタシの口からは、驚くような言葉が出た。
「わかんないから、もぅ……もぅ一度……して?」
──もう一度……してみたい──
頭がボォーッとして、胸のバクバクする音は最高に大きくなった。
自分が何を言ってるのかすら、よくわからなかった。
「芽衣……」
アッくんはアタシを抱き締めて、キスをした。
柔らかくて……優しいアッくんの唇。
愛のないキスは、しちゃいけないのかもしれない。
でも、キスしてる瞬間、満たされる。
──忘れられた。
一瞬だけど、悠哉を忘れられたんだ。 |
2009-01-05 13:47
百歌声爛Ⅲ情報 ← 日期未定 = =+
百歌声爛3のキャストが決まったようですね。
(声優グランプリ12月号より)
【男性】
石井真・大川透・梶裕貴・岸尾だいすけ・小山剛志・近藤隆・鈴木千尋・諏訪部順一・鳥海浩輔・浪川大輔
【女性】
阿澄佳奈・大原さやか・折笠富美子・佐藤利奈・新谷良子・田中理恵・中村繪里子・長沢美樹・新名彩乃・皆川純子
「逢魔警察 ソラとアラシ」ドラマCD ← 哦,这张的卡斯太有爱了。哈哈哈哈
2009年1月21日
内容
巣田祐里子原作「逢魔警察 ソラとアラシ」のドラマCD。 ――人間と妖魔が共存する世の平和を保つために作られた「逢魔警察」でバイトする運動神経ゼロの空が、なぜか凶暴な人食い妖魔・嵐とコンビを組むことに・・・! 気を抜けば相方に食われる!? 命懸けのパトロールが始まる! 巣田祐里子先生描き下ろしジャケット。
梶裕貴、小野大輔、他
その唇に夜の露 ← 还是BL抓马 -_,- 只是不是主役
2009年1月28日
深井結己/原作
森川智之(若江恭一)×遊佐浩二(和田琢紀)
梶裕貴(若江恭一の中学生時代)
Rush! ← 怎么还是BL抓马 疯了我。。
2009年2月25日
ユキムラ/原作
羽多野渉(金井勝彦)×鈴木達央(東雲)
三宅健太(金井・兄)・前野智昭(近藤秀樹)・
梶裕貴(宮田賢一)・川原慶久(三和郁) |
2008-12-31 01:31
赶在新年前,就提早放假了。
今年还真是没有开学过的感觉,先是实习,然后一周两天的课,也完全不当回事。后来的住校也权当是在消耗时光而已,所以这个星期的头两天里考完了3门(其实哪有考,2门靠抄文章,一门考翻笔记)就这么结束了这个学期。
于是现在在挣扎要不要等过了元旦去学校和TFF谈一下论文的事情。规定上是说寒假前交初稿,交毛!我连题目都木有定下来。。。NND,一想到就烦,明天烧钱去。。。睡觉 |
2008-12-28 13:47
我靠 心情暴差
啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊 |
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