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2008年06月03日 星期二 11:44

「绛攸、愛してるわ。ごめんね。ちっともうまくやれなくて......」

自分たちに依存したままなのがわかっていても、黎深も百合もどうしていいかわらなかった。

何をしても、失敗ばかり。とうとうこんなところまできてしまった。

绛攸の掌にある“花菖蒲”を見つめる。

ごめんね、绛攸。

今では、私たちがあなたの足枷になってしまった。

「......ねえ绛攸、あなたはよく、望むことはありますか、って聞いたわね」

ちっともうまく言えなかった。他にどういう言い方をすればわかってもらえたのだろう。

いつからか、めっきりと口数が減ってしまった绛攸。

いくら望みを訊いても、何もしないでいいとしか言えなくて。でもあなたは納得しなかった。

だから、訊かずにさぐって、私たちに望むようにあろうとした。

「馬鹿ね......あと五十年くらい経って、黎深と私がボケボケのおじーちゃんとおばーちゃんになった

ら、喜んで何でもしてもらうわ。でもね、いま、あなたの枷になりたくはないの」

琵琶の音が、ゆるやかに牢を巡る。

「ねえ绛攸、大切な人ができたんでしょう?さあ、起きて」

何もしないでいい。あなたが生きたいと思ったように生きて欲しい。

............................................................................................................


「绛攸、黎深はあなたがくるのを、ずっとずっと待ってるのよ。」

大丈夫。何にもしなくても、何かをしても、私たちはあなたを愛してるから。

あなたできないとできないことがあるのだから。

そのとき、階段を複数の足音が降りて来る音がした。

百合は顔を巡らせ、微笑んだ。ほら、あなたの大切な人たちがきだわ。

「绛攸!」

百合は、真っ先にきた王を見て目を瞠った。あの小さな子が大きくなったこと。

绛攸、黎深はあなたがくるのを、ずっとずっと待ってるのよ。

绛攸は白文鳥を見つめた。......百合は確かにそういった。

黎深様が、俺を待っている?

......止めっていた思考が、元のめまぐるしい速さで動き出す。

楊修の、百合の、言葉の意味を理解する。

自分がしなくてはならなかったこと。言わなければならなかったこと。

黎深が自分に何をの望んでいたか。

馬鹿馬鹿しいほどあっけなく、答えが掌に落ちてきた。

次いで、びっしょり冷やを汗かいた。

(しまった!!本当に俺はバカだ!!何をノンキにこんなとこうろうろしてんだ!)

白文鳥と桜文鳥か、羽ばたいた。琵琶の聞こえるほうへ,

まるで绛攸をいざなうように。

绛攸は全力疾走でそれを追った。

......................................................................................................


绛攸は苦笑いした。それは自嘲というのではなく。どこか晴れ晴れとしたものだった。

「俺はお前の師にふさわしくなかったな」

秀麗は目を丸くした。次いで、そのやせて細くなった手をにぎった。

「それを決めるのは绛攸様じゃなくて私です。私の師は绛攸様一人きりです。他に誰もいません。私のたっ

た一人の師でいてくださいね。绛攸様が必要なんです」

绛攸は目を閉じて、その快い言葉を聞いた。

「......ああ。俺にもお前が必要だ」

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                                                .............................................................私の話


绛攸は本当に黎深様の事が大好きだった。

大好きで、大好きで、けれど、心には悲しくてつらかった。

あの時、绛攸は心から迷った、どうしていいかもわからない、もうすぐ我慢できなかった。

でも帰った、黎深様が自分を呼んでる、百合さんの優しい声が心の底に届けた。

黎深お父様と百合お母様が待っている、そして、秀麗も、劉輝も、心配していたみんなも。

だから帰った、みんなの所に帰った。

..................................................... 心配して御免なさい、みんな、遅れけど、ただいま帰りました。

..................................................... お帰りなさい、绛攸様。(あたしの話)

 
     
 
 
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